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コラム

CEO Message

2019年01月20日

現場の閉塞感に気付いた商社時代

ラクロスに夢中だった大学時代、取り柄はリーダーとしてチームをまとめることとひた向きに努力できることでした。

方向性を示し複数のユニットをまとめるリーダーとしての役割が、複数のステークホルダーを取り持ち方向性を見出す商社の役割に近いと感じ、三井物産で働くことを決めました。将来的には起業したいという漠然とした思いはあったものの、強い目的意識があったかと言えば無く、カッコいい先輩に憧れてファーストキャリアを選択しました。

入社の際、商社の起源である物流業務と今の商社を支える事業投資業務の両方を経験できる部署として金属資源本部への配属を希望し、製鉄原料である鉄スクラップのトレーディングと事業投資を行なっている部署に希望通り配属されました。

その後、2014年に小会社に出向し、より現場に近い立場で鉄スクラップを担当することになり、従業員規模が10〜100人程度のスクラップ加工業者のオーナーから直接スクラップを買い付け、国内・海外の鉄鋼メーカーに直接販売することになります。

鉄スクラップ市場には株式市場のようなマーケットは存在せず、全て相対で取引します。相対取引ではスクラップ加工業者や鉄鋼メーカーからの信頼が非常に重要です。この道40年のオーナーと対等に話しスクラップを購入するためには、スクラップ相場に対する予想や現場のオペレーションへの理解、すぐに購入を決める意思決定力など多くのものを求められます。

私自身、裁量ある環境の中で毎日ワクワクしながら働くことができましたし、仕入れ先の拡大や販売ルートの開拓を通して赤字続きだったトレーディング業務を黒字に転換させるなど結果を残すことができました。

しかし、日本の鉄リサイクル産業は、人口減少にともなうスクラップ&ビルドサイクルペースの減退により斜陽産業となりつつあります。実際に現場で従業員の方と接する際にも、「既存の商売を守る・繰り返す」ことが業務の多くを占め、新規事業にもチャレンジしにくい環境にあり閉塞的な雰囲気を感じました。

ビジネスをもっと楽しく、カンタンに

経験の浅い私ですら既存の産業の中に工夫の余地を見出し新しい商売を作り上げることができたので、スクラップ業界にはまだまだ多くのポテンシャル・改善の余地があると感じています。1人の商社マンとしてできることに限界を感じたとき、次のように感じました。

「私自身がそうであったように、鉄リサイクル産業に関わる人々がその改善の余地に気付き、『自分らしく』働ける余白を作り出すことができれば、現場の人たちも仕事に対してもっとワクワクすることができるのではないか。そのワクワクの積み重ねが日本の鉄リサイクル産業の活力源になるのではないか。もっと楽しく働ける環境を作り、提供したい。」

この想いがプロダクト開発の根源にあります。

現在提供しているTruckNowはトラックや貨物の情報を掲載する掲示板のようなシンプルなサービスです。そのサービスの一番の目的は、ユーザーに対し今まで取ることのできなかった選択肢、余白を作り出すことにあります。ユーザーの課題に対して、ビジョンを持ってシンプルに価値を提供することにこだわりたいと思っています。

自分たち自身が楽しめる組織にしたい

今は鉄リサイクル産業向けにTruckNowを提供していますが、概念自体は運送業に留まらず、多くのBtoBビジネスに適用できるものだと思っていますし、多くの業界に新しい選択肢を提供することができると考えています。例えばトラックではなく鉄スクラップそのものの売買情報もカンタンに共有できるようになると思いますし、トラックだけで無く内航船の取引ももっとシンプルになると思っています。

どの業界に対してどういう攻め筋を作るか、各自が自身のバックグラウンドに従って自律的に判断することが他社に負けない成長スピードをもたらすと思っています。

開発に関しても、プロダクトの概念を理解した上で各自が自律して進めていく必要があると思っています。

失敗をすることは必ずありますが自律的な判断は尊重したいですし、経営上のリスクは全部私が持ちます。裁量をもって働くことで私たち自身が楽しめる場になると考えています。

中小企業の潜在能力

貨物とトラックのマッチングサービスは複数存在しますが、TruckNowは提供する価値の概念が他社と異なります。イメージとしては、hey社のSTORES.jpやBASEのように簡単にECサービスを始めれるサービスと同じ概念です。その概念を運送業や鉄リサイクル産業などの重厚長大型産業に適用している点が斬新だと感じています。現場のオペレーションを理解しているが故に見つけることのできた概念です。

先述のとおり、この概念は鉄リサイクル産業や運送業に留まるものではありません。多くの中小企業(SMB)のビジネスにも適用できるものです。

私たちは、まずはTruckNowを通して、ビジネスはもっとカンタンにできるという仮説を検証し、多くの中小企業のビジネスにワクワクを提供し、ポテンシャルを解放していきたいと考えています。

Deal Connectは日本の重厚長大型産業に活力を与えるべくチャレンジしていきます。私たちと道を共にしチャレンジしてくれる方をお待ちしています。

一緒に働く仲間を募集しています!

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